チラシの裏の設計書

プログラム開発、データ分析からロボット作りまでものづくり全般を思うがままに書き連ねたブログ。

自動画像分類してみる

よし、鳥の画像を解析して種類を当てるアプリを目指して画像処理の実験をしてみました。とりあえずのメモです。

がっつり作ったというより、お試しの検証テストなのでさらっとだけまとめます。

鳥画像データの分類実験

データ集め

思いついた鳥の画像を16種類集めてきました。Google先生ありがとう。

birdimage_thumb1

背景は除く方向で。

分析準備

今回は色に注目してみました。

表色系をHSVにして、H(色相)部分を分割してヒストグラムで表すとこんなかんじ。

histgram_thumb

単なる色相だけでもそこそこ変化が見られました。オオルリジョウビタキとか。これ無理かな?って画像もありました。スズメとホオジロとか。

さらにS,V(彩度、明度)も分析要素に追加、色相のばらつき(分散)も追加、色の複雑さという意味で色相が大きく変化した回数もカウントして追加。

分析

各種値を標準化して分析開始します。

といってもここからはもう単純にクラスタ分け。

どんな感じに分類わけできるかデンドログラムにしてみた結果がこちら。

cluster_dendrogram2_thumb1

うまくいってそうな、いってなさそうな。

ウグイス・ツグミ・モズ・スズメ・ホオジロあたりが固まってるのは良さそう。スズメとホオジロなんてよく間違えられるし。

アカゲラヒヨドリとか、オオルリメジロなんかはもっと別クラスタになってほしいもんだ。まだまだ改善が必要。

P.S.使った画像で置き換えてみた。

あれ?なんか結構できてる気がする。

cluster_dendrogram_bird_thumb1

 

評価

こんな画像を用意して、どう分類されるか見て評価してみましょう。

ちゃんとした評価というよりネタですね。

…画像大丈夫かな…。全部Google先生に集めてもらいました。

test_thumb2

結果!

スズメ(本物)         →    モズ

メグロ(本物)         →    メジロ

ジョウビタキ♀(本物)     →   スズメ

コルリ(本物)         →     オオルリ

キビタキ(本物)         →    アカゲラ

モズ(本物)         →    ツグミ

カワセミ(本物)        →    カワセミ

ツグミ(本物)        →    ウグイス

ド●ルドダック    →    エナガ

アングリーバード    →    カワセミ

火の鳥 (手塚治虫)       →    アカゲラ

ネコノトリ(にゃんこ大戦争)        →    エナガ

キョロちゃん(チョコボール)    →     モズ

チョコボ(FF)        →    ウグイス

フリーザー (ポケモン)       →    ツグミ

・・・なんというか、精度の方はもっと頑張りましょう。ネタ系に関してはとりあえず結果は出るので面白いなという感じ。

 

できなくもなさそうな感じなのでちょこちょこ改善して行こう。