データ分析でお得な物件を探したい part.5
<<part.4
地価と家賃の関係式
前回の地価モデルAで話を進めていきましょう。
早速実際の物件と比較していきたいところですが、現在のモデルでは地価はわかっても家賃はわからないので
地価と家賃の関係式を作らなくては行けません。
少し調べてみたところ地価と家賃の関係性というのは当然あるはあるんですが、その時の状況(オリンピック開催だぞー、とか再開発はじまったぞーとか)や経済状況によって結構変動するとのこと。
まぁ今回は目安には使えるでしょうということで地価と家賃を直接結びつけて考えます。
家賃は不動産サイトで公開されている地下鉄の駅ごとにの相場を元にします。
ひたすら入力。有楽町線、日比谷線、千代田線、・・・・、東京すごい、一体どんだけ路線あるんだ。地元なんてそもそも地下鉄がない。
結論として、比例式でなんとかなりそうです。
家賃 = 0.1171×地価+22398.3
当然これは東京23区限定なので皆様のお住まいの地域に当てはめてもたぶんめちゃくちゃな家賃になります。
実際の家賃と上記の式で計算した家賃をグラフにするとこんな感じ。なんとかなってそうな感じです。
家賃12万を越えだしたあたりから少しずれていますが、今回は無視します。だってそんな高価なとこ住めないもん。
精度確認
では、今回の地価モデル&地価と家賃の関係式を使って、家賃予想をしてみます。
予想する場所はJR山手線の各駅。
結果をどーん。 ※単位は万円。1ルーム、1K,1DKの相場
いかがでしょうか。確かにずれはあるものの(恵比寿とか)概ね予想できていると言えそうです。
というかもうちょっと残念な感じになると思ってたら結構いいかんじだ。
Webサービス化
最後のお仕事です。
分析ができて、こういう関係性があります!というのがわかってもものづくりとしてはまだ途中段階で、最終的にはそれを使ったものが完成して初めてゴールです。(もちろん場合にもよりますが)
当初の目標、位置を指定したら相場家賃が表示されるWebサービス、作ってやろうじゃありませんか。
・・・
できたよ。
ページの作りは適当です。そのうち自分のメインサイトに取り込むかもです。(作成中)
地図上でクリックするとその点の予想家賃を表示します。築10年と築30年の場合の予想値もつけてみました。
よーし、ではこれを持って不動産屋行って来ます!
データ分析でお得な物件を探したい 完