「ファシリテーターの道具箱」読んだ
ファシリテーター本読んだ
少し前の読書日記↓これ関連です。
前回はファシリテーターの役割を物語調に紹介しているものでしたが、実際のやり方やフレームワークも知りたいのでこちらを読みました。
内容的にはタイトルの通り、ファシリテーターが知っておきたいフレームワークや手法をリストアップして紹介しているものとなります。
一つ一つはさらっと紹介されている感じですが、こんな時にはこれを使えば良いというのがわかりやすいのでファシリテーションの必要性を感じている方はさらっと一通り読んでおくと良い本かと。
活用のためのメモ書き
で、この本を読んでいる目的ですが、自分自身が最近仕事の方針決めや戦略・マネージメントをやる必要が出てきたため思考整理のための情報集めとして読んでいます。
特に直近では「やりたいことが色々ある中で優先順位付けをして関係者に納得してもらう〜」的なことをまずやらないといけないので、そういう観点で以下のものが役に立ちそうだなと思ったものを抜粋しておきます。
思考の整理
発散(アイディア出し)→収束(意思決定)を行うのが基本なので、まず発散工程から。
発散のツール
アイディアを出せと言っても出ないので、軸を決めて発散させるのが基本ぽい。
- As is To be:現状とありたい姿の比較を基準に発散
- モアレス:増やすべきと減らすべきものの軸。物だけでなく行動なども対象
- コントロール可能不可能:コントロール可能かどうかで議論やアイディアを分ける。コントロール不可能な物について深追いしない工夫。過去・未来というような軸にしても良い
収束用のツール
次は何かを選択する時のフレームワーク。
- ペイオフマトリックス:評価軸を2つ選び、2次元状にアイディアをマッピング
- ダブルペイオフ:意見が対立する2チームでそれぞれペイオフマトリックスを作成し、重ねることによる共通項の洗い出し促進
- パレート分析:パレートの法則(20:80)にしたがって切り捨てるべきものを決める
- プロコン分析:賛成反対の理由を洗い出し、重み付けして相殺していく
他にも
- ロジックツリー:問題に対して階層的に漏れなく解決策をリストアップ
- 思考システム図:バッドサイクルの可視化
など思考整理だけではなくディスカッションや停滞した会議の脱却などに使えそうなフレームワークが色々あります。
この手のフレームワークは、言われてみれば「なんだそれだけか」となりがちですが、実際にできているチームはほぼ無いと言ってもいいぐらい実践が難しいものです。
まずは個人の思考整理に使って、徐々にチームでのディスカッションなんかにも活用できると良さそうです。
自分はまずは思考システム図やペイオフマトリックスで優先順位付けからしていこうかなーと。
非常に真面目な?記事になった。。。
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