「サボタージュ・マニュアル」をそこそこちゃんと読んだ
本日の流し読み日記です。流し読みよりかは少しちゃんと読みました。
「サボタージュ・マニュアル 諜報活動が照らす組織経営の本質」です。
本の紹介文の通り、CIAの前身の組織が書いていたとされる「サボり」を発生させて敵対組織の力を削ぐためのノウハウをまとめた文章です。
その内容が現代の企業にも当てはまるものであり、、、という解説本です。
概要と感想
このCIAの資料が公開されたころにはネット上で「あ、これうちの会社の状態だ・・・」と話題になったらしく、現代の組織でもあるあるネタとして通用するものとなっています。
例えば、
・形式的な手順を過度に重視する
→手順をチェックするだけの専門職が生まれたり
→目的よりも手順が重視される
・人数を集めた会議が副作用
→声の大きい人に従ってしまう現象がおき、「多数決」にすらならない
→発言のタイミングを伺う、ことの無駄時間
・徹底的な議論
→必要な場合もあるが不確実性の高い現代ではコストが掛かりすぎる面もある
→このあたりは前回の流し読みとも関係しそう
また、効率化を目指すために作られたはずの官僚制が逆に働く機能についての解説など、組織で働く上で参考になることも多そうです。
本のボリュームとしてはそんなに多いものではなく、解説自体は5,60ページ程度などのでササッと読める本になっています。
続編の「アンチ・サボタージュ・マニュアル」もあるようなので、また読んでみたいと思います。
おしまい。
(最近、ブログがスピード重視なので内容薄めだなぁ。)
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