「アドテクノロジーの教科書」を流し読んだ
では次の流し読み読書日記です。
「アドテクノロジーの教科書:デジタルマーケティング実践指南」を流し読みました。
全体の感想として、アドテクがどのように発展していったか・どう使われているのかということが綺麗にまとまっており、アドテクやWebマーケティングへの入門1冊目としてとてもよさそうと思いました。
アドテクの領域ではない人でもWeb系のエンジニアですと何かと関連する部分なので知っておいて損はない分野かと。
1章:History & Technology
アドテクってなにという人はとりあえずここ
2章:Creative
広告の種類と利用事例
3章:Measurement
効果測定の話(理論ではなくどういう視点が必要か、とか)
4章:Player
国内外のプレイヤー、各社の特徴などがわかる
5章:Market
市場規模や今後の考察
ただしあくまでマーケッター寄りの視点でまとまっているため技術面や各種手法のアルゴリズムなどは詳しく書かれていないため、アドテク関連サービスを作っていくエンジニア側の目線で読むと物足りなさは感じるとおもいます。しかしエンジニアであっても全体を俯瞰してマーケッターの人がどのようなことに着眼しているかということを知ることができて有用と思います。
またとても良いと思ったのが、アドテク関連のプレーヤーや製品、市場規模などの情報が数値でまとまっていることです。かなりのページ数を割いてきれいにまとまっておりその部分だけでも十分価値のある一冊かと。
注意が必要な点としては、こちらの本が2016年出版であるためこの日記投稿時点(2019年)で3年間のラグがあります。アドテク業界の3年というとかなりの変化があります。特にここ最近ではCookie関連の規制強化であったりGDPRを始めとした個人情報の扱いが変わってきたことなど、アドテクを取り巻く環境が急速に変わっています。まずはこの一冊で入門してから情報をキャッチアップしていくということが必要そうです。