チラシの裏の設計書

プログラム開発、データ分析からロボット作りまでものづくり全般を思うがままに書き連ねたブログ。

「Team Geek」を音声読み上げ使って読んだ

本日の流し読み日記です。今回は流し聞きもしてみました。

読みかけて積んでいたチーム作りに関する本です。

 

www.oreilly.co.jp

概要

ギーク(エンジニア)が活躍するチーム作りのノウハウをHRT(謙虚・尊敬・信頼)という3つの要素を中心に解説した本。

「エンジニアリングは簡単だ。人間は難しい。」

「人間は断続的なバグの大きな塊だ」

というような言葉から始まり、いかに不確定要素盛りだくさんな人間をまとめて成果を上げていくのかということをまとめている。

 

ピックアップ

コロナ騒動な今の状況に関係しそうなものも含めていくつかピックアップ。

コミュニケーションツール

チーム文化に関する章の中にコミュニケーションに関する部分があります。

エンジニアはコミュニケーションを重視しないことが多いが、そんな中Googleではどのようなコミュニケーションや情報共有を設計しているのかが書かれている。

効率的なミーティング

 ・一人ずつ時間をかけて報告するようなものはNG

 ・新しいものを検討するときは5人以上参加させない

 ・会議のない日や時間帯を確保

 ・アジェンダを事前に配布

日常的な議論

 上記のミーティングは必要な人で短く、というようなイメージだが、議論は活発にするためにツール等をうまく使うというイメージ。

 ・「メーリングリストを使わずにソフトウェアを書ける人を知らない」とのこと

 ・オンラインチャット

 ・課題管理ツールを使う

 ・コードレビュー(については「作者名を書くか問題」などいろいろなトピックあり)

それぞれどのように使うべきかという細かい紹介がされている。

地理的障害のあるチーム

ここがちょうど今の世の中と関連しそう。分散チームだったりリモートでの働き方について。

 ・決定事項を文章化してブロードキャストする

 ・チャット内容も再投稿して、他のメンバーに意思決定の流れを見せる

 ・ビデオチャットなどを利用

で、意外だったのが「フェイスツーフェイスの帯域を過小評価してはいけない」とあり、Googleほどグローバルでリモートワーク(WFH)が普通に行われている会社でも定期的に対面で会話することなどの重要性を強調していた。

 

ギークチームのマネージャー

「エンジニアはリーダーになりたがらない」「キャリアのどこかでリーダーの立場になってしまうときがある」というようなエンジニアの本音から始まる、「なんとなくリーダーになってしまったエンジニア」のための章がある。(第3章)

 HRTの原則を使っていかにアンチパターンを避けてパフォーマンスを上げるかといったもの。

(ちょっといつもより書きすぎてるのでサラッと)

サーバントリーダー 

 ・引っ張っていくリーダー像ではなく、HRTの雰囲気を作り、エンジニアに対応できない社内政治的な部分の障害を排除、合意形成の支援などに注力

 ・技術的な側面とチームの人間関係を管理しないといけないのがつらいとこ(人間のほうが難しい!)・・・だそうです

アンチパターン

 ・パフォーマンスの低い人を無視する

 ・チームを子どもとして扱う

 ・みんなの友達になる

などなどアンチパターンと対処がのっている。

いわゆるトップダウンなリーダーとは異なる像なので、なんとなくリーダーになった方はぜひ参考にどうぞ。

 

音声読み上げ

タイトルに音声読み上げと書きましたが、今回音声読み上げソフトに読ませて見るとどんな感じかなーと思い、以下を試してみました。

SofTalk

Balabolka

上は、いわゆるゆっくりボイス、下はまた違った音源です。

ゆっくりボイスは流石に頭に入ってこないなーという印象でしたが、Balabolkaの方は意外と自然な読み方になっていて、案外良かったです。

ただ、ながら作業では流石に頭には入りません、ただ文章を読むのと文章を見つつも音声が流れてるのでは結構負荷が違うなと思いました。(「新聞読む」のと「ニュース見る」のぐらいの差。)

 

ということで、本の内容+フリーソフト紹介でした。。。

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