チラシの裏の設計書

プログラム開発、データ分析からロボット作りまでものづくり全般を思うがままに書き連ねたブログ。

「AI DRIVEN -AIで進化する人類の働き方-」を流し呼んだ

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「AI DRIVEN -AIで進化する人類の働き方-」を流し読んだ。

生成AIが社会に与える影響を簡単な言葉でわかりやすく描いた本。生成AIの仕組みだったり技術を解説するものではないです。
活用の仕方や、仕事の中のどんな場面で活用できるかというケーススタディーを得るのに良さそう。

概要

章立て:

ジェネレーティブAIの到来で変わる世界

第1章 働き方――仕事はDJ的なものになる

第2章 学び方――必要な学びを個人が選択する時代

第3章 イノベーション――創造は「0から1」でなくなる

第4章 組織づくり――リーダーシップとは「人間を見る力」になる

第5章 新時代をサバイブするAIリテラシー

 

ピックアップ

1章より:AIで変わる仕事

 

営業や事務・マーケターなど、仕事の種類ごとに実際にどのように生成AIを活用できるかを紹介している
この部分だけなら色々なWebなどで言われているようなことではあるが、ここから先の章でどう注意すべきか・将来どうなっていくかが論じられるのでそのスタートとなる地点

 

2章より:AI時代の調べる技術

「ChatGPTに疑問を聞く」ということは一般にやられていると思うが、向いている質問・向いていない質問・ミスを起こす実例などがまとめられている
断定口調で間違いを言う
間違いを指摘しても、更に間違いで上塗りする、など
正解を教えてもらうものではなく、きっかけやとっかかりとしての使い方に使うこと、またそこから発展して主体性を身につける教育の話にも触れる

 

4章:AI+DAOで実現する「フェアな組織」

筆者の伊藤穰一さんといえばweb3の分野でも第一人者なので、web3とAIの話も載っているのが特徴的なところ

総括

一貫して、生成AIの「間違う」「悪気のない嘘をつく」ということをちゃんと認識した上で、仕事のアシスタントとしてうまく使うことを説いた本
人間が担うべき部分というのを認識して生成AIとうまく共存しよう