チラシの裏の設計書

プログラム開発、データ分析からロボット作りまでものづくり全般を思うがままに書き連ねたブログ。

3級に続いて「マーケティング検定2級もやってみる」 その1

では勉強フェーズです。

今回の勉強は公式の問題集(の特に解説部分)をなぞっていきました。全部内容を書いていくわけにはいかないので、それぞれの章でどんなことが書かれているのか、どんなキーワードが出てくるのかというところを殴り書きしていきます。

ただし、3級のときは用語を中心にピックアップしていましたが、2級は範囲がだいぶ広くなっていることもあり、用語というより「こんなジャンル」みたいなざっくりした書き方になっています。

マーケティング勉強したいけど、何からしていいかわからん!という人の参考になればと。(過去の自分である)

 

マーケティング・マネジメント

マーケティング全般についての導入の章です。

 

マーケティング環境の分析

  • PEST分析
  • 5F
  • 市場シェア、マインド・シェア、ハート・シェア
  • 市場地位と競争戦略
  • STPそれぞれの詳細

 

資源配分と製品ポートフォリオ管理

  • PIMSプロジェクト
    • 規模の経済性と経験効果
    • 活かしたマネジメント
  • PPMの活用、メリット・デメリット
  • ビジネス・スクリーン

 

マーケティング組織のデザイン

企業がマーケティング活動を行うための組織構造の話です。

こういうところも範囲になるんですねぇ。

  • 職能志向の組織と市場志向の組織、事業部性組織、マトリクス型組織 など
  • アンゾフの成長マトリクス
  • 価値提供プロセス
    • 価値の選択、価値の提供、価値の伝達
  • バリューチェーン
    • 主活動(搬入、製造、搬出、販売、サービス)と支援活動(調達、技術開発、人的
  • 資源、企業インフラ)
  • 戦略計画
    • 戦略実行の流れ
    • SWOT、3つの基本戦略(コストリーダーシップ・差別化・集中)、7S(戦略、組織構造、システム、価値観、スキル、スタッフ、スタイル) など

 

産業と競争の構造

  • 最適生産規模
  • 戦略グループ、事業の深さ、事業のの広がり
  • 参入障壁、移動障壁
  • 構造としての競争、プロセスとしての競争
  • 戦略的ジレンマ

 

とりあえず最初の5章。。。

 

 

 

3級に引き続き「マーケティング検定2級もやってみる」シリーズやります

1年ぐらい前に突然、「5日でマーケティング検定3級合格できるかチャレンジ」というのをやってみてました。

stkdev.hatenablog.com

 

結果、合格できたのですが、感想としては

  • 体系的にマーケティングを学べるので、最初の取っ掛かりによさそう
  • とはいえ、実際に活用するにはちょっと物足りないかな?

という感じでした。

 

・・・となると、次は2級やってみるか、、、となり今回です。

 

N日でマーケティング検定2級・・・

さて今回は何日でがんばるのか、という部分ですが、、、

2級に関しては、ちらっと参考書を見た時点で「あ、これ数日じゃ無理なやつだ」となったので、長期になります。期待していた方(?)すいません。

 

この記事はテスト受験の数日前に書いているのですが、結果的に勉強期間は約1ヶ月となりました。

これからテスト直前の復習がてら、勉強内容を「マーケティング検定2級もやってみる」シリーズとして書いていきます。

 

検定と2級の範囲

今日の記事では検定の概要までまとめておきます。

マーケティング検定というのはこちらの試験です。

注意点ですが、こちらの試験は国家資格とかではないですし、まだ創設されてから新しくそこまでメジャーでもない(と思う)ので、取ったからといって就職や転職に有利かと言われるとよくわからんです。

マーケ業界ではだいぶ知らてるんでしょうか?

ただ、上の3級の感想でもある通り、マーケティングというものを体系的に学ぶには非常に良いと思っています。

 

試験範囲

出題範囲は以下のようになっています。

3級から結構増えてますね。

1. マーケティング・マネジメント
2. マーケティング環境の分析
3. 資源配分と製品ポートフォリオ管理
4. マーケティング組織のデザイン
5. 産業と競争の構造
6. 消費者行動の分析
7. 価格設定のデザイン
8. 製品開発と顧客価値
9. ブランド・マネジメント
10. マーケティング・コミュニケーション
11. サプライチェーン・マネジメント
12. 顧客関係マネジメント
13. サービス・マーケティング
14. 生産財(B to B)マーケティング
15. ソーシャル・マーケティング
16. グローバル・マーケティング

 

参考書籍

3級のときは公式の問題集は買わず、一般的なマーケティング本で勉強したのですが今回は公式の問題集&解説を買ってみました。

 

内閣府認定 マーケティング検定 2 級試験 公式問題集&解説 上巻 | 河野安彦 |本 | 通販 | Amazon

内閣府認定 マーケティング検定 2 級試験 公式問題集&解説 下巻 | 河野安彦 |本 | 通販 | Amazon

 

公式の本、とても良いです。

試験対策以前にマーケティングの勉強本としてとても良いです。

(書籍の中でも言及されているのですが、)よく本屋などで目立つ位置に置いてあるマーケ本を見てみると、マーケティングの一部分だけを切り取った本とかが多くて、マーケティング全体を俯瞰したり歴史を知ったりできる本って案外少ないんです。

そういった意味でマーケティングに関わる人は手元に置いておいてよい本かと。

高いですけどね!!!(上・下巻で1万超え。。。)

 

では次の記事からは内容まとめです。

 

「顧客起点マーケティング」を流し読んだ

今回もマーケティング関連。

「顧客起点マーケティング」を流し読みました。

 

markezine.jp

内容としては、特に「新しい製品」や「新しいコンセプト」を生み出し、浸透させるためのフレームワークを筆者の経験をもとに解説しているもの。

マーケティングフレームワークは数々ありますが、その中でも顧客の理解やマーケティングのアイディアを生み出し、実行するのに利用しやすいフレームワークです。

 

概要

目次は以下の様になっています

 

第1章 マーケティングの「アイデア」とN1の意味
第2章 【基礎編】顧客ピラミッドで基本的なマーケティング戦略を構築する
第3章 【応用編】9セグマップ分析で販売促進とブランディングを両立する
第4章 【ケーススタディ】スマートニュースのN1分析とアイデア創出
第5章 デジタル時代の顧客分析の重要性

たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS)(西口 一希)|翔泳社の本 より

 

1章で書籍全体のコンセプト説明、2,3章で実際のフレームワークの詳細説明、4,5章で事例紹介というような流れです。

 

N1、顧客ピラミッド、9セグマップ

一番上に記載してるリンクのページで、書籍のキャプチャが紹介されていますが、その中の「N1分析」「顧客ピラミッド」「9セグマップ」が書籍の肝です。

  • N1分析:顧客全体やターゲット層の平均を見るのではなく、特定の一人に注目し深く行動や心理を追うもの。
  • 顧客ピラミッド:図にあるような5層の顧客層をもとに収益や投資対象を決めるもの。
  • 9セグマップ:5層を更にブランド選好により細分化した応用編

です。

書籍全体を通して、一人に注目する大切さとフレームワークを使いマーケティング対象全体を計測可能にすることの大切さを説いたものとなっています。

 

実例(筆者の経験)もあるのでイメージを掴みながら読みすすめることができます。

 

「THE MODEL」をちゃんと読んだ。

流し読みの日記の流し読まなかったバージョンです。

今回は「THE MODEL」をちゃんと読みました。

 

www.shoeisha.co.jp

 

概要

目次はこのようになっています。

第1部 アメリカで見た新しい営業のスタイル
 第1章 マーク・ベニオフとの出会い
 第2章 営業のプロセス管理
 第3章 「ザ・モデル」のその先へ

第2部 分業から共業へ
 第4章 2つの変化
 第5章 分業の副作用
 第6章 レベニューモデルの創造

第3部 プロセス
 第7章 マーケティング
 第8章 インサイドセールス
 第9章 営業(フィールドセールス)
 第10章 カスタマーサクセス

第4部 3つの基本戦略
 第11章 市場戦略
 第12章 リソースマネジメント
 第13章 パフォーマンスマネジメント

第5部 人材・組織・リーダーシップ
 第14章 人材と組織
 第15章 リーダーシップ

 この本はマーケティング・営業・カスタマーサクセスの分野では教科書的な本になっていて、多くの企業で参照されているものです。

筆者の福田氏がアメリカで学んだ経験やその後の日本での事業展開・組織作り(オラクル→セールスフォース→マルケト(社長)→ジャパンクラウド)を踏まえ、構築してきたノウハウをまとめたものになります。

近代的な営業/マーケを知る意味でも目を等しておきたい書籍。

 

ザ・モデル

タイトルにもなっている「ザ・モデル」ですが、これは営業のプロセスをモデル化したもので、セールスフォース日本法人にて営業組織を立ち上げる際に示し、名付けたものだそうです。

現セールスフォースのブログから引用すると、

 

<The Modelの特徴>

  • 営業プロセスを切り分け、各段階での情報を数値化・可視化する
  • 各段階を担当する部門間が連携することで、顧客満足の向上を図る

組織営業のベストプラクティスモデル「The Model(ザ・モデル)」 

引用元:

www.salesforce.com

 

少し書籍に出てくる図とは異なりますが、プロセスの分解と組織間の連携・各KPIの設定・また受注できなかった顧客や確度の低い顧客の「リサイクル構造」などが特徴となります。

この辺りの内容については書籍でなくてもWebでも色々出てきます。

 

各プロセスの詳細と組織

書籍ではこのザ・モデルを構築する各プロセスごとに詳細を説明していく流れになります。

マーケティングインサイドセールス・営業・カスタマーサクセス。

それぞれの役割や連携、起こりがちな問題点などを一つずつ説明しています。

今ではそれぞれの分野で専門書が出てるような時代なので、一つ一つを深く知りたいという方には物足りないかもしれませんが、プロセス全体を知りたいという人には大いに役立つかと。

 

また、最後の章ではこのザ・モデルを動かすための「人」にもスポットを当てます。いくらモデルを作ったところでそれを実現するのは「人」ということで、人材の採用や組織論についても触れられます。

これもあくまで筆者の考えや事例になるので一つの教科書的な事例として読むと良さそうです。

 

ということで、書籍自体もそこまで分厚くないので企業活動に関わる人は読んでおくと良さそうな書籍でした。

 

 

最後に。

引用先のセールスフォースブログにて。

ここでポイントとなるのは、あるプロセスのゴールが次のプロセスの母数になるということです。

どうも、こんにちは、”母数”警察です。”分母”か何かに直してください。

 

 

 

「Pitch 世界を変える提案のメソッド」を流し読んだ

今回はスタートアップ・アクセラレーターのオンラボ(Open Network Lab)著の「Pitch 世界を変える提案メソッド」です。

book.impress.co.jp

 

スタートアップが投資を得るために行う「ピッチ」をテーマにしたものではありますが、「何かを伝えるために情報をまとめて説明する」という誰もが行う機会があるものに使えるメソッドが散りばめられているので、スタートアップに興味がない方にもおすすめ。

 

概要

スタートアップ企業を対象に行なっているプログラムを基本に、アイディアのまとめ方や説得力を増すためのポイントなどがまとまっている。

プレゼンや資料作成術のような本では、フレームワークなどが列挙されているだけのようなものもあるが、本書籍では実際の企業の例がふんだんに紹介されているためイメージしやすい。

以下のピックアップではポイントだけ取り出しているので簡素な内容に見えますが、本では実例やインタビューがあるためもっと深く理解できます。

 

ピックアップ

最初に埋める7項目

まず、以下の7つを明確にすることから始めるとのこと。

  • 「誰の」:ユーザ層の絞り込み
  • 「課題を」:切望する悩み
  • 「解決する」
  • 「なぜ今」:緊急性や今後の展望、今だからこそできること(技術、発明)
  • 「既存代替品」:プロダクトの競争力を測る、現時点でどうしているか
  • 「市場規模」:ビジネスとして成り立つか、投資家に魅力的に見えるか
  • 「なぜあなた」:優位性、思い

 

フィット検証(質問の設計)

フィット検証という、自分のアイディアや解決策が本当にニーズとフィットするかを確認するという部分の話があります。その中から質問の設計という部分をピックアップ。

質問者は「自分の仮説が正しいと証明したい」、面と向かってインタビューを受ける人はどうしても忖度が入り「否定したくても濁してしまう」、などの問題をできるだけ排除する必要がある。

  • インタビューする側は二人体制で、一人は客観的に眺められるようにする。
  • 「こういうサービスがあれば使いたいと思いますか?」というような質問ではなく、「いくらだと高いと思いますか?」のように数値なども意識
  • 負担を実感させる形で質問。「年間○円ぐらいかかるが~~」
  • 直接的な質問だけではなくペルソナの人物像を掘り下げるような質問も入れる

など、陥りがちな注意点や質問例があり、ヒアリングや会議等でも意識すると良さそう。

インタビューの目的は仮説の誤りを見つけることである。

 

書籍ではオンラボ出身企業のQiitaやSmartHR、gifteeなどの事例があり、どういったことを考えてプロダクトを作っていったのかとか、スライドができたのかという部分も見られ興味深いものとなっています。

 

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「伝え方の魔術」を流し読んだ

今回の読書日記は「伝え方の魔術」。

kanki-pub.co.jp

「伝え方」とありますが、「伝える」ということの前提として必要な情報収集などについて濃く書かれており、むしろそこを目的に読みました。

 

概要

目次は以下のようになっています。

第1章 伝え方の魔術は「情報収集」がカギを握る
第2章 フェイクを見破れ! 最速で真実に近づく情報収集の極意
第3章 英語ニュースを読んで、世界レベルの情報収集力を身につける
第4章 伝えるうえで最も基本となる「知的正直さ」とは?
第5章 大切なのはイメージング! 「人前で話す」のが得意になる方法
第6章 相手の心をつかむ最強の伝達ツール! 「スライド」と「動画」を使いこなす

 

章題からわかるように、半分以上「伝える」ためのインプットや姿勢の話です。

単にプレゼンのテクニック集とかではないので情報を効率よく集めたい人にもおすすめです。

 

ピックアップ

伝え方と情報収集

・情報の内容と技術が揃って初めて伝わる
・情報収集は「〜したい」という目的ありきで行う
・情報収集の基本
 ・目的ありきで行う
 ・集中力を使う

  最初の30秒で良いので情報収集によって何が実現できるか結果のイメージをする時間を持つ
 ・頭の中を整理する

 

どの情報が印象的だったか、関連する情報はないか、この情報を伝えるとどんな反応がありそうか、等振り返る

 

フェイクと情報の種類

フェイクを完全に見極めるのは不可能だが、筆者が意識し実践していることがまとめられている

・ 情報の種類

 ・ 一次情報:本人が発疹

 ・二次情報:一次情報を見たメディアが発疹

 ・三次情報:二次情報をもとに作られた情報


・徹底的に情報源に近く

・二次情報なのか三次情報なのかを見極める

 ・タイトルと最初の2パラグラフが一次情報から飛躍しすぎていないか

・マスメディアより信頼できる個人

 ・「どのメディアか」より「誰なのか」

・二次三次情報はメディアの特徴を考慮

・一次情報が見つかるまでは「フェイクだ」「フェイクではない」と甘い認定をしない

・一次情報が見つからない場合、エビデンスを3個以上集める

 

まとめと補足

今回は情報収集部分を特に読みたかったのでピックアップもその部分が中心となってます。
さらに書籍では、筆者が実際に情報源としてるメディアや個人のリストやウォール街で働いていた時の経験、そしてもちろんプレゼンに関することなど語られています。

 

あと、さすが伝え方の本というべきなのか、不思議と飽きずにさらさらと最後まで読めるんですよねぇ。。。

 

「戦略思考トレーニング」を流し読んだ

今回の流し読みは「戦略思考トレーニング」です。

続編として2、3も出ているので読んでいってます。

www.kinokuniya.co.jp

内容としては実際の事例からちょっとした工夫やその業界ならではの常識(他の業界から見れば意外な取り組み)などを問題形式で取り上げており、ビジネスにも応用できるような思考の練習をするというものです。

 

概要

目次を抜粋

  1. 1 戦略思考のための柔軟体操の章
    2 非常識になる訓練をしよう!の章
    3 売上増の方程式の章 
    4 アメリカ企業の儲け方の章
    5 儲け方はさまざまだの章
    6 ビジネス常識を働かせてみるの章
    7 だいたいの大きさを推定するの章
    8 難易度を上げてみようの章
    9 最後にやられた!の章 

いくつかの章に分かれていますが、基本的には事例をもとにクイズ形式で進んでいきます。
ビジネス的な工夫というような物もあれば、7章ではフェルミ推定の問題などもあり、計算のトレーニングなどもできます。

 

感想

クイズ的な本なので、あまり内容の抜粋的なことはかけないので短めの感想を。。。

まず、読み物としても面白いですし、1日1問頭の体操に使うというような用途にもむいていると思いました。

また、本書内でもありますが「正解を考える」だけが目的ではなく、問題に対して色々なパターンの思考を巡らせるということをすると頭の体操に良いと思います。

続編も含めて、定期的に問題解いて行こうかなーと思える本でした。

 

今回は短め。以上。

 

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